バセンジーの親戚 イビザン・ハウンド編

バセンジーは～

イビザン・ハウンドと～

血縁関係があるとか交配されとったとかゆわれてんねん



イビザン・ハウンドは～古い犬種で

グレー・ハウンドの直系にあたんねん

「立耳のグレー・ハウンド」ってゆう異名持ってんねん

紀元前3400年頃の古代エジプトで

獣猟犬として飼育されとったって考えられてんねん


各王朝の遺跡に犬の彫刻があったり～

ファラオの墓や柩には必ず犬の像が描かれてるし～

エジプトでは犬は「死者の守り神」としてあがめられとってんな






古代エジプトでガルゴと呼ばれていた立ち耳の犬が

エジプシャン・ハウンドの先祖なんやけど



エジプシャン・ハウンドの末裔が

マルタ島に渡って～古代エジプト犬の形質を伝えるファラオ・ハウンドと

バレアレス諸島イビサ島に渡った～イビザン・ハウンドってゆわれてんねん


それまでは～遺跡で見られる犬の遺物は

ジャッカルがモデルと考えられとってんけど


ガルゴがイビサ島に渡ったとされて

遺跡なんかに残された～犬の彫刻なんかは～

イビザン・ハウンドってゆわれるようになってん


ガルゴが渡ったってゆうハッキリとした記録は無いねんけどな

島の発見者でもあり～海洋商人でもあったフェニキア人が

船で持ち込んだってゆうのが通説になってるねん


ローマ人のエジプト侵攻とイビサ島支配が～

この犬種の移動に関係あるねんて～

イビサ島は～支配者が目まぐるしく替わったりしながら

孤立した厳しい環境が続いてんけど

その環境が～イビザン・ハウンドをほぼガルゴに近い形で存続させたと言われてんねん

厳しい自然環境が強い個体だけを残したんやわ


ほんで～食糧を得る事が得意な個体だけが人為的に残されてん

つまり～猟犬向きに改良されていってんな

理想的なブリーディングがされたってゆうわけやな


スペイン本土に渡ったイビザン・ハウンドは銃猟犬として使われ

特にウサギ追いを得意としながら～鳥猟でも活躍してん




イビザン・ハウンドは～サイトハウンドなんやけど

鼻と耳がエエから～夜でも猟ができてん

獲物を追いつめた最後にしか吠えへんし～

機敏な動きで獲物を素早く捕まえるねん

大型の獣猟にも使えて～回収犬としても有名やねん


イビザン・ハウンドは古代エジプシャン・ハウンドの姿を残し～

猟がうまくて～忍耐力があって～情愛深い犬種として知られれてんねん


琥珀色の目が神秘的なサイトハウンドで

スムースヘアードにワイヤーヘアード、ロングヘアードがあって～

毛色は～ホワイト、レッド、フォーンなどがあんねん

イビザン・ハウンドはジャンプ力がスゴくて～

助走なしに～高所に跳び上がる事ができんねん


1956年にアメリカに渡り～1976年AKCに公認されてまんねん


バセンジーの親戚　ファラオ・ハウンド編でも書いたけど

最近多くの犬種のDNA遺伝子配列を調査して

イビザン・ハウンドやファラオ・ハウンドは

過去数百年の歴史しかない新しい犬種って発表されてんねん


このことで～ワタイが思ったんは～

ファラオ・ハウンドも～イビザンハウンドも～

エイジプトから運ばれてきてんやろ～？

とゆうコトは～おんなじアフリカにおったバセンジーが

その古代犬とチャウんかな～って！！


バセンジーってゆう名前は～現代につけられた名前やし～

現地語で～野蛮ってゆう意味やからな

長い森林生活で～体がチッチャなったともゆわれてんねん


あとな～みんなが知ってるバセンジーって

尻尾が丸まってるやろ～！？

今～アフリカに住んでるバセンジーには

尻尾が垂れてるのもおんねんで～






　エジプトの遺跡に残ってる～犬の絵や彫刻も～

　丸尾や～垂れた尻尾の犬が描かれてんねん


　←　なっ座り方が～バセンジーと一緒や

　←　ヒザ下が長いトコも似てるやろ～！？